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毎日新聞で作品紹介がスタート。初回は「DENALI」

毎日新聞の北九州版で写真展「石川直樹 この星の光の地図を写す」の作品紹介(連載)が始まりました。計5回の予定です。初回は「DENALI」(1998)からの一点です。
執筆は北九州市立美術館学芸員の山下理恵さんです。

「デナリからの縦横な旅」

本作は、20歳の石川が北米大陸最高峰デナリに初登頂した際に撮影された。本展に展示される最初期の作品である。デナリ登頂は、水平方向だけでなく垂直方向を目指す、石川の縦横な旅の原点となった。
眼下に広がる雄大な景色に写りこんだ仲間の赤いフードが、初の高所登山で疲れ切っており、ゴーグルも手袋も付けたままノーファインダーで撮影したという「このようにしか撮れなかった」当時の状況を物語る。
写真は「世界の端的な模写」 とは石川の言葉。写真の記録性を重視し、被写体のありのままを撮る。それでいて、そこには石川と被写体との関係性や、撮影時の状況や心情が如実に現れている。(北九州市立美術館学芸員・山下理恵)